知り合いに頼まれて、香炉の蓋を作ってみた。そういう使い方というのは試したことがないので、面白いかもと引き受けた。
実家にあった九谷焼きの香炉をもらってきたそうなのだけど、蓋がなくなっていてちょっと使うにはみっともないということだった。合う蓋を探してみたけど、ちょうどいい蓋だけは見当たらず、同じような香炉を買おうと思っても少しお高い。と、いうことで、3Dプリンタの出番ということになった。
香炉の蓋といっても、いくつかのパターンがあるようだ。籠目のデザインがかっこいいと思ったのだけど、ツマミの付いているものがいいということで、よくあるスリットのあるデザインにした。持ち手はナスのヘタで。
サイズだけ聞いて、3D CADでざっとデザインして出力してみる。普通の蓋と違って、5cm弱と結構小さい。大きめの男茶碗の糸底くらいの感じ。
カーブは半球はダメで、楕円回転してみたがイマイチよさそうにならず、パラボラがいい感じ。

デザインには、オーバーハングがいくつかあるのだけど、少し調整して無理があるままサポートなしで出してみる。サポートなしでも結構頑張っている。フィラメントは、バーベイタムのPLAのシルバー。上塗りするので色は何でもいいそうだ。

0.2mm層に指定したら、少し糸引きが出ている。

下ぐりのRが思ったより出ていない。あと、受け側がダレてしまった。
デザインの割には結構丈夫。パラボラカーブ強い。

色々と無理があったので、デザインし直してプリントしてみた。こういう試行錯誤は3Dプリントでは普通のことだ。






裏の立ち上がりもよく、ほぼ思った通りに出ている。頂上部の上側の渡りはさすがに無理があったようだけど、構造面では問題ない。

受け側を想定サイズでプリントしてみて嵌合を確かめる。どちらも問題ない感じだ。
ほんとうは、現物を3Dスキャンして合わせたいところだけど、そういう機材は持っていないw



あとは、現物合わせして、微調整とリクエストを入れてプリントするだけ。実用には、これで十分かな。
これをもとに石膏で型を起こして、低融点の合金で作り直すのもいいかもしれない。
PLAの塗装はアクリル絵の具で良さそうなので、ざっとヤスリがけして、積層痕を消すのにアセトンで表面処理して、あとは本人におまかせというところ。
オリジナル投稿:
3Dプリンタで香炉の蓋を作ってみる|kinneko|pixivFANBOX
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