基板作業固定用マグネットピン作ってみた -4-

 そこで、思い切ってデザインを替えてみる。卒塔婆には見えなくなったので、BoardPawnと名付ける。

 下層の部分は、定着のためにプリント速度を遅くしているのと、中にネオジム磁石を仕込むための穴があるので、出力時の200度から常温に戻る間に、樹脂が収縮して表面にも影響が出てしまっている。

 金型を使ったプラスチックの射出成形でも、温度による縮みで設計や型より素材が痩せることがあるので「ヒケ」といって嫌う。3Dプリントでも、同じようにヒケという言葉を使うようだ。金型では、ヒケが出ないように設計時に気を使う。3Dプリントでも同じだ。

 今回は、3Dプリンタの設定を詰めていないので、プリント時に下層にラフトを張っているので、プリント速度を最初と最後に遅くして定着を促す必要はない。この機能をオフにすることで多少改善することが期待できるけれど、ヒケは発生してしまうので見栄えがよくない。前にDigisparkのカバーを作ったときのように、ヒケが目立たないようにデザインでカバーしてゆく。

 基板の固定のほうは、基板卒塔婆と同じように作ったつもりなのだが、なにか少し固定が甘い感じになるのも気に入らない。

 右が出力パラメータの微調整前の出力で、左が調整後の出力だ。少しきれいになっているのがわかる。表面の粗さや、円柱やドームが角なしにきれいに出るようになっているのがわかるだろうか。FDMの3Dプリントでは、円は多角形に分解されて表現されるので、少し設定で気を抜くと角が見える感じに出力されてしまう。

 調整して出力すると、2万円未満のプリンタでも、このくらいまではきれいに出すことができる。

 つづく


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